このページでは、植栽の時の基本的な手順とポイントを解説します。
現在記事は未完成で、今後イラスト・写真などで分かりやすくしていきます。
一番最後には作業に使用する材料のリンクを張っておくので参考にしてください。
場所決め
植える位置を決める時に重要なのは、成長した時をイメージする!
植物を地面に植える場合、地上部の成長に合わせて根も成長します。
例えば町中の街路樹(特に桜など)に多いですが、幹や根に押されてアスファルトや縁石が割れてるのを見たことがあるのではないでしょうか?
これ、当然ですが個人の庭でも起こります。
植木は高木でも苗木の状態で購入することがほとんどで、最初は1~2m程度のことが多いです。
幹の太さも親指位の太さではないでしょうか?
この状態で住居の近くや境界・ブロック塀ギリギリに植えたらどうなるでしょうか?
数年後にはご近所トラブルの種まっしぐらです。
生垣等目隠しにする場合も、後に入り込めるスペースを空けておくと手入れが楽になります。
何を植えるか、日当たりで植える木を決めよう!
木の成長には光が欠かせません、しかし木によって必要な光量も違います。
例えば果樹や花木は陽当りが良くないと花付きが悪かったり、花は咲いたのに実が落ちたりします。
これは光量不足により栄養が作れていないのが原因です。
樹種によって必要な光量は違うため、今後オススメ植物を更新する際に日当たりの項目作成するので参考にしていただけたら幸いです。
植付け
穴を掘る
植える場所を決めたら穴を掘ります。
掘った土は穴の周りにグルッと積んで土手を作っておきます。
穴の大きさは根鉢より一回り大きくします。
深さは根鉢よりも一回深く掘り、丁度いい高さに土を戻します。
この時に固形肥料を混ぜるといいです。
これをすることで周りの土が柔らかくなり、根の張りが促進されます。
木の準備
穴が掘れたら植木の方を見ていきます。
まずは根っこを見てみましょう、市販の商品の場合以下のどれかに入っています。
それぞれ必要な対応をしてください。
形状 | 対応 |
---|---|
プラスチックポット | 外します。 根っこギリギリを持って引っ張れば大体取れます。 |
布ポット | 外します。 ハサミやカッターで布を切って取り外します。 |
麻布(根巻き) | そのままで大丈夫です。 目が粗いので問題なく根が張ります。 |
ポットを外した場合で、根っこがギチギチの場合は2~4箇所切り込みを入れて根をほぐしてください。
これをしておくと新しい根が伸び、定着しやすくなります。
埋め戻し
穴に木を入れたら最後に深さと向きを再確認して土を戻していきます。
一度土を入れ終わったら、穴掘りで作った土手を使ってたっぷりと水を入れます。
水が溜まってるうちに木を揺すったり、棒を使って穴をあけます。
そうすることで根っこの周りに水と一緒に土が流れて隙間を埋めてくれます。
1回では土が下がった状態になると思うので、これを繰り返して水が引いても土が下がら無くなれば完了です。(この時に掘る前よりも土が締まることで土が足らなくなるかもしれません、可能でしたら培養土や周りの土でかさ増ししてください)
霜の立つ時期に植栽を行う時は凍結防止のため腐葉土や落葉、藁等を敷いてあげるといいです。
支柱
樹高60cm程度までの場合は埋め戻して完了です。
しかし、それより大きい場合や風の強い場所に植える場合は支柱をしてください。
支柱をしないと新しい根が出たときに木が揺れることで根が切れてしまい成長が悪くなります。
支柱の種類や材料についてまとめるので参考にしてください。
対応サイズのHは樹高であり、目安ですので対応外の物でも使用可能です。
基準は個人でも作成可能かどうかで判断しております。
また、共通事項として結束はシュロ縄がいいですが、ビニール紐や結束バンドでも可能です。
結束時に樹木側には緑化杉テープを巻いておくと幹の損傷を防げます。
1本支柱
材料:竹・園芸用支柱
対応サイズ:H=2m未満
もっとも設置が簡単な支柱で省スペースで設置できます。
1本で支えるため支柱を揺らしても元の位置に戻るよう深く差します。
砂地などで、深く差しても安定しない場合は次の2本支柱を使ってください。
2本支柱
材料:竹・園芸用支柱
対応サイズ:H=1.5~2.5m
1本支柱を組み合わせることで安定度を強化したものです。
八掛け支柱
材料:竹
対応サイズ:H=2~3m
3角構造で構成されているため非常に丈夫で、見た目的にもカッコいいと思っています。
ただし、設置にはスペースが必要になるため狭い植栽スペースでは利用できません。
鳥居支柱
材料:丸太杭
対応サイズ:H=2~6m
公共施設などの植栽でよく見る支柱です。
八掛け支柱よりも設置が簡単で、スペースも2本支柱と同程度で設置できます。
掛屋(かけや)等を使いしっかり打ち込む必要があります。
布掛け支柱
材料:竹&丸太杭
対応サイズ:生垣H=3m未満
生垣を作るときはこれ1択です。
丸太同士を竹でつなぎ、その間に植木を植えて竹に結束していきます。調整してください。
丸太の間隔は狭い分には丈夫になるので適切に調整してください。
樹高H(cm) | 丸太間隔(m) | 柱の間の株数(本) |
---|---|---|
80~120cm | 3m | 6~9本 |
120~180cm | 3m | 6本 |
180cm以上 | 2m | 2~3本 |
使用材料など まとめ
・培養土
管理人が仕事でも使っておりオススメ商品です。
プロ生産者が使うプレミアム培養土14L *複数ご注文の場合同梱が難しい場合がございます 価格:1,100円(税込、送料別) (2024/12/29時点) 楽天で購入 |
・腐葉土
管理人が仕事でも使っておりオススメ商品です。
腐葉土 『富』 (14L・28L・42L) 原料:国産ウラジロカシの葉 土壌改良材 土壌改良剤 価格:1,835円~(税込、送料別) (2024/12/29時点) 楽天で購入 |
・シュロ縄
ホームセンターでも売ってますので参考にしてください。
・緑化杉テープ
ホームセンターでも売ってると思うので参考にしてください。
4975149307999 タカショー ガーデンシュロスギテープ GS−15 15cmX5m シュロ杉 天然素材 緑化樹 幹巻き 幹当て 植樹 価格:1,760円(税込、送料別) (2024/12/28時点) 楽天で購入 |
・園芸用支柱
ホームセンターで様々なサイズのものが売ってます。
丁度良いサイズのものを探してみてください。
伸びる支柱 のびっ子 5本入り 【5本入り1個~8個セット】90cm〜150cm 支柱 のびる 150 150cm 園芸 園芸用支柱 のびっこ 伸びっ子 家庭菜園 野菜 トマト ミニトマト ナス きゅうり エンドウ ガーデニング 花 送料込 価格:1,980円~(税込、送料無料) (2024/12/28時点) 楽天で購入 |
・竹
管理人の地域ではホームセンターで見かけません。
造園資材屋さんではさらに長い物もあります。
↓さらに短い商品もあるので、丁度良いサイズのものを探してみてください。
白竹(晒竹)3m 10本 天然竹 竹支柱 雪吊り 雪囲い 添え木などに 価格:6,500円(税込、送料別) (2024/12/29時点) 楽天で購入 |
・丸太杭
ホームセンターでも売ってますので参考にしてください。
【造園用】【間伐材】杉・桧杭丸太白木1500・45(5本1セット) 価格:4,290円(税込、送料別) (2024/12/29時点) 楽天で購入 |